息子がやっと部活から解放されて寝坊している。吹奏楽部、ハードで見ていてもしんどい。起きたと思ったら、管楽器のソロコンに出る同級生のために教師がやるはずだったピアノ伴奏を練習していた。
得られるものも多いだろうけれど、たった4人での吹奏楽部の負担は大きい。音楽を嫌いにならないで欲しいと見守っている。
午前中のうちに正月の買い出しに木津卸売市場を覗く。すべての値段が上がっている。港区の卸が出している穴子を買い、一番安いセコガニを晩酌用に1つだけ買った。
お昼を食べ終わって、録画していたNHK特集「生きる教育」を腰を据えて観る。
田島南小中一貫校の9年間を通した生・性教育の取組み。何度か授業も見に行っている。学校再編をして小中一貫校になったことが、プラスになっていて欲しいと関わった学校には祈るような思いでいる。鍵になる3人の先生たちの、相変わらずブレない眼差しを見ていたら泣けてきた。「予防に勝る治療なし」。西澤教授の言葉が響く。
区長としては、ヤングケアラー対策で家事支援のメニューが増えており、学校には区役所と連携するためのこどもサポートネットの支援員やSSWがいることは、どこかで知ってほしいと思った。
登場していた子どもたちの家庭を支える仕組みはある。そこは描かれていないが、教育だけに甘えようとは思っていない。そして、学校現場も虐待防止のため区役所や地域と連携してくれている。
港区では子育て支援室が、学校や地域の関係者に相談先や支援メニューを一覧にした冊子を渡している。制度はある。知ってつないでほしい。
予防と、すでに起きていることへの対応。私は後者をやる側の立場だ。「生きる教育」のめざす、悩みを言葉にして助けてという力(受援力)を育む教育を広げることも、後押ししたい。
自分自身が愛着に課題があるゆえに、出てきた子どもたちの想いが流れ込んでくる。整理できない感情を紛らわせるために、服にビーズをつける作業に没頭した。
今年散々作った「万博コーデ」の冬バージョンを思いついてしまい、ユニクロのハイネックのフリースに赤と青のビーズを縫い付けている。後ろでは娘が、パジャマのままミシンを走らせている。たまにヘルプはかかるが、慣れたようだ。ゆる夫と息子は出かけて行った。
RADWINPSのカバーアルバムが一周し、目と腰が疲れたのでセコガニをさばく作業に切り替えた。
歳末夜警の激励が19時ごろから。少し早めに区役所に行く。1人、区長室で持ち帰る本を選び書類を整理する。民間から来て私が見たものと、これからも続けてほしいことと、変化した方がよいことをまとめ始めている。
激励は、今年から2手に分かれてやることになった。5ヶ所でご挨拶して、帰る。それぞれの地域で多世代が集まっていて、地域の力が残っているのを感じる。移動の車に同乗していた警察の方と、特殊詐欺について聞かせてもらう。正月も関係なく発生しているのこと、挨拶と共に啓発した。
帰って、湯船の中で東海林さだおの『ひとり酒の時間』をめくり、気持ちを晩酌モードに切り替える。昨日のおでん会で残ったゆで竹の子を若竹煮にして、セコガニを出して寒菊の残りを空けた。
飲みながら、先日寝落ちしてしまったMrs.GREENAPPLEの「アナザースカイ」を最後まで観た。「背負っている人」の、しんどさがじわっと伝わる。
担ぐ荷物は全然違うけれど、感じるものがあって仕事の本を読みながら寝た。
あと92日。

