昨日から熱っぽく、とは言え港区長として外せない港区の新年互礼会が夜にあるので、午前を休みにしてもらう。まだ3月末までの有給がそこそこ残っている。
少し長めに睡眠を取って、起きて測ったら熱は下がっていた。夜に新年会があるので、電車で出かけた。
レクがいくつか、来年度のことを決める時に「次の区長の考えもあるだろうから」と言う度にひゅっと胸が淋しくなる。しかし、自分も前任者から同じように引き継いで来た。まちづくりは数年でできる仕事ではないと、つくづく思う。引き継ぎ書も書き始めた。
成人式のレクを受ける。港区では成人の日の1日前の日曜日に開催する。何区かがそうしている。遠方から来る成人が、友だちとゆっくり過ごせるための配慮と聞いている。先日、娘の晴れ着を選んだので例年より実感が湧いてくる。
終業後、区民ホールでの新年互礼会に出る。11地域から主要な役付きの人たちや校長先生たち、関係機関の代表がきて新年のあいさつをする。昨年までは弁天町のアートホテルでやっていたが、今年から区民ホールでの開催になった。
あいさつでは港区の人口減少が下げ止まり、2045年の将来予測が6万人切ると言われていたのが7万700人に修正されていたことを告げる。1万人の上方修正を支えるのは、万博・IRによる開発効果と外国人の転入者だ。
外国人が増えることをよく思わない人もいるが、港区には万博の外国人スタッフが多く住み、行き交った半年で多文化共生への理解が進んだ。もともと外国船の多く泊まる港町の歴史と合わせて、世界にひらく土壌はある。
そして万博レガシーの1つである「ヘルスケア」を大事に、健康な1年をと締めくくる。任期終了の記念の品を、会からいただいた。嬉しいし、また淋しくもなる。あと3か月、しっかり引き継ぎますとテーブルを回って繰り返す。
すき間に地域からの相談ごとを受ける。ちょうど対応しかけていた話なので、後日また説明する約束をする。
地域に出る機会が増える夏祭りや新年会の時期は、いろんな質問や相談を受ける。伝わらないもどかしさを感じるし、安易にトップが受けてはいけない話もあって気を遣う。酔える場ではない。
お弁当はほとんど残して家に帰り、ゆる夫が好きで何度も観ている「マトリックス」が流れていてなんとなく途中まで観る。今観ても、新しい。
21時になると娘がジブリ作品で一番好きな「かぐや姫の物語」にチャンネルは移り、そのまま最後まで観てしまった。子育てが終わりに近くなると、翁と媼の気持ちになって観てしまう。行かないで、と。女が飾り物の時代に、人として生きたかった人の話。今もあまり変わらないかもしれない。
さらに「呪術廻戦」新シリーズのOPとEDをチェックする。KinGnuの新曲もだが、昨年出会って聴きまくったjo0jiがED曲を担当している。年末年始、ほとんど情報が無かったので驚いた。そして相変わらず、うねりのある独特のヴォーカルがアニメの世界観に合っている。歌詞はとてつもなく、淋しい。
映画と音楽でお腹いっぱいになって寝ようとしたところに、ふと目に留まったネットニュースに「やめて!」と声が出た。
「高市首相、衆院解散を検討、2月上中旬に投開票の公算」。
いやもう今年度は猛暑の夏に参院選やって国勢調査もあったやん……と職員の悲鳴が聞こえるようで、誤報であることを祈りながら寝る。運動はやろうともしなかった。いろいろともうダメだ。
あと80日。

