24人の区長のうち、負担が重いのは区長会の会長や部会長をやっている人だ。
2年、こども・教育部会長をやりコロナ禍では福祉・健康部会の構成員だった。部会の中で当たった役割は、担当として部会長をやりながらでも果たさなければならない。最後の2年、「ややこしい案件があるから」とこども・教育部会長を前例は無いが再度任された。
しんどいだけでさほど評価もされていないが、上から市会から降りてくるものだけをこなす部会にしたくはない。区政に回すべき時間を、部会長として削っている。現場の課題をできるだけ施策に反映したい。
かなり早くから外国人児童生徒の対応については提言してきたし、今年度は乳幼児期からの区局連携のスマホ対策にチャレンジしている。
今日は10を超える案件があり、部会に所属する6人の区長に意見を出してもらい、局への指示や区の共通認識に変える。
それにしても、ビジョンや計画やアクションプラン、予算を確保するために国がいろいろ決めて降りてきたものを中心に、やたら多い。計画には、成果指標を求められる。その数字を作る、記録する、見せ方を考える仕事がバカほど増える。AIはさっさと数値化と検証の仕事を引き取ってほしい。
『測り過ぎーなぜパフォーマンス評価は失敗するのか?』(ジェリー・Z・ミュラー/訳:松本裕)をよく勧めている。
学校の運営の計画もろもろ、エビデンスベースも流行ったしかつて評価に対してザル過ぎたことは理解はするけれど、そろそろ方針転換した方がええんちゃうのと思っている。
9時半スタートで12時過ぎまでオンライン会議は続いた。司会なので気が抜けず、ぐったり疲れる。
お昼は、ゆる夫が謎に「夜中に作った」とドヤっていた焼きそばをタッパーにもらってきた。寒波の中、買いに行かなくてよかった。助かる。
ただ、カロリー調整には失敗した。昨日もホテルでフルコース料理、今日も再び。体重は着々と増え、腹筋ローラーは結局3日やっただけだった。
午後からレクがあり、メールで複数案件の調整をし、決裁をする。あっという間に出かける時間になり、担当課長と慌てて降りる。公用車で難波のホテルに向かう。大阪市商店街連盟の「大阪あきないグランプリ」の表彰式と新年互例会に出るからだ。ほとんどの区長が来ている。
港区は、八幡屋商店街で60年続いているコスメショップ「サロン・ド・ボーテ ナカザワ」さんが優秀賞を受賞した。母娘で店に立っているそうで、お母さんが来られていた。
私のミャクミャクスカートに目をつけて、「娘もこんなの作って40回以上万博に行ってたわ」と教えてくださった。娘さんと万博話をしにお店に行きますね!と約束する。
任期終わり近くに、まだ港区の中で出会いがある。もう1年2年あればなぁ、と思う。
Airbnbの公共政策の方も来ていて、商店街の会長とつながせてもらった。民泊のオーナーが町会費を払い、防災訓練やイベントにも関わって「地域の力」になってもらえるモデル地域をどこかで作りたい。空き家対策に、民泊が役に立っている面もある。
8時ごろに終わり、歩いて帰る。強風で立て看板がバタバタ倒れている。イヤホンをするのは危険そうだ。音楽は我慢した。
耳がちぎれそうな寒さに震えて帰り、お風呂に入る。湯船の中で、何も考えたくない時は東海林さだお大先生の文庫本を読む。たぶん、70歳前ぐらいに書いたであろう「明るい自殺」が圧倒的だった。
老いと死に対し世間の人がうっすら思っている本質をユーモア交じりに突いて、ああ東海林さだおだなぁと思わせる食べ物へのみみっちい執着心があって、結びも鮮やかだった。なんか悔しい。
たとえや構成、リズムのうまさを分析していたらのぼせてきた。
お風呂から上がり「秋鹿」の山廃がまだ残っているので熱燗にして、新聞をざっと読む。選挙の大義を、首相の演説の文字起こしから読み取ろうとする。ここから先は、言えない立場だ。
大阪の選挙準備が間に合っていない、ポスターの立て看板の数を絞る記事が載っていた。投票用紙も必死で間に合わせようとしている。
子どもたちとタイプロの最新作を観て、ショーン先生に惚れる。部下に言われた通り「名言の嵐」だった。
「失敗を楽しもう」
数か月前の選択の結果、将来が真っ白な自分を楽しんでいる面もある。物書きとして、これ以上のネタはない。
あと68日。

