お昼にはカロナールを飲むのをやめて、どこまで喉が痛くなるか、熱が出るかを確かめた。チクチク痛むが、熱はもう出なかった。
身体が軽くなると、頭が回り出した。金曜日で止まっていたメールの返信、懸案事項でモヤってたことを言語化して送る、人に約束した情報発信、キャンセルした予定の再調整。普通に9時に業務システムにつなぎ、お昼休みの時間も超えて午前だけで28本のメールを打っていた。
当然、病み上がりには少しキツく、しばらく音楽を聴きながらお茶にする。昨日の映画でトニー・ベネットが褒めていたレディ・ガガとのジャズアルバムがとんでもなくいい。知らなかった。
艶があり、エッジボイスも混ぜられて、情感もあるのに、やり過ぎない。トニー・ベネットの芳醇さを引き立てつつ、主張もある。聴けてよかった。
これだけ休まなかったら、17年前に買って放っていた映画を観なかっただろうし、観なかったらこの名盤を知らずに終わっていたかもしれない。
休憩の後にもう少しメールのやり取りや書類の作成をして、買い物に行く。感染対策(うつさない方)に気をつけてスーパーを最短で回り、帰ってきた。
さすがに5日も家で寝てばかりいたので、変な罪悪感があってリハビリも兼ねて夕食をつくる。
クリームシチューと、子どもたちが好きなカプレーゼを作った。喉が痛くてもシチューなら私も食べられる。
料理の間はトム・ジョーンズがラスベガスのホテルでやっていたショーのアルバムを流していて、ぶっといシャウト混じりの「ヘイ・ジュード」で爆笑してしまった。めちゃくちゃアガる。頼もしい声。
料理には2品+主食しか無いのに1時間半かかった。
・シチューの肉と野菜切る(20分)
・ブロッコリーを別で切ってレンチン(10分)
・シチューの材料を炒めて煮て灰汁を取る(20分)
・カプレーゼ作る(20分)
・シチューのルーと牛乳を入れて煮込む(10分)
作業には並行してるものもあるので、どこでロスしたんだろう。毎日帰って1時間以内でご飯を出している人たちはどうやっているのか。
ゆる夫は買い物に1時間近くかかる。18時半に帰ってきて、そこから2時間。だからちょいちょい、私が夜の会から帰ってもご飯がまだのことがある。
昨日は台所でスマホを覗きながらまったり作業してるので、レシピでも見てるのかと思ったら早口のコンピューター音声で「2ちゃん(5ちゃん)まとめ動画」が流れていた。嫁に逃げられそうなダンナのスレとか聞いてるらしい。自覚があるなら早く子どもにご飯を作ってほしい。
数日、お粥が基本だったのでシチューでも胃にこたえた。体重が1.5キロ減っていた。このまま持続したい。お酒も飲みたくならないので、5日連続休肝日。このまま持続する自信は無い。
昨日今日あたりは、なんだか自営業時代のようだった。出張や講演が無ければ、基本は家か事務所でデスクワーク。合間に家事。娘が生まれたらおんぶして原稿を書いていた。
自営業と子育て、相性いいなと思っていたのに。息子が1歳になる直前に校長になってから、息つく暇も無かった。いや、そうでもないな。市教委にいた1年と、コロナの間は比較的一緒にいられた。悪いな、とどこかで彼には思っている。
自営業に戻った時の感覚を、病気のお陰で少しつかめた気がする。組織で働く以上に、タイムマネジメントに「自己管理」が求められる。そして、運動不足との戦い。料理をしただけで、疲れた。
残りの任期で入り口まではやりたい、防災に関する企画書を一つ仕上げて寝た。
あと62日。

