2026年2月17日(火)

 出勤時間を早めて市岡元町公園に集合する。寝不足でしんどい。自転車で到着し、職員や郵便局・まちづくりセンターのみなさんと「クリーンアップ大作戦」に散らばる。

 要するに、大阪マラソンに備えたゴミ拾いだ。みなと通りの決められた範囲のゴミを拾って回る。人数が多いので、先回りせねばゴミが見つからない。

 拾っているところを、職員が撮影してくれる。区長のやってる写真は、何かと使われるし自分のSNSでも使う。

 演出かよと言われるだろうが、区長が公募制になった時から「もっとアピールしろ」と言われている。白いスーツでギターを鳴らす区長には負けるが、アピールもするし植込みの中を攻めてちゃんとゴミも拾う。

 港区に来る人に言いたい。タバコの吸い殻を植込みの中に捨てる神経がわからない。中は枯葉だ。火事になったらどうしてくれる。

 ゴミ袋を回収場所に届けて、出勤する。メールの処理をして、近所の関西スーパーに副区長と出かける。「まちの保健室」を区役所の職員や港区の医療・介護施設の連携で開いているからだ。

 指だけで心電図が取れる最新機械で、私も測ってもらう。正常でよかった。昼間のスーパーに来る高齢の方を中心に声をかけ、中には外国人の方もいる。

 病院に行くのも検診もめんどくさい。でも買い物ついでに血圧を測って、ちょっとした体の相談に乗ってもらう。検診や医療につなげる。「まちに出る」いい取り組みだ。

 

 レクやら何やらでお昼を食べる時間が無くなり、生野区へ移動する。御幸森小学校跡地の「いくのコーライブズパーク(いくのパーク)」の視察に同行を求められた。

「生野区学校跡地を核としたまちづくり構想」を作った時の委託事業者で、アベンジャーズみたいなリノベ業界のプロ集団「セミコロン(現在は解散)」の1人、嶋田洋平さんから声がかかった。学校跡地活用を考える事業者に当時の経過を教えてほしいとのことで、参加する。

 当時、再編も確定していない中で跡地活用の話も並行しており、生野区の人口減少や路線価下落の課題を可視化し、参画者を増やすイベントや講演会を重ね、行政職員の意識改革にも取り組みながら「まちぐるみ教育・みんなの学校」というコンセプトを提示した。

 一つひとつの跡地活用は、初めての業務だらけで後を引き継いだ筋原区長にご迷惑もかけているし、全員が100%納得できるものではない。

それでも、あの当時は絵空事と思えたビジョンは形になりつつある。御幸森小学校跡地の事業者である、多文化ふらっとの宋悟さんの事業や活用についての説明を、嶋田さんと一緒に聴いているのが感慨深い。

 宋悟さんの話は相変わらずロジカルで、当事者の持つ力と意志とユーモアが混じり、聴いていて申し訳なくなる場面もあったが濃密な学びだった。

 ふらっとのみなさんも、共同事業者のRETOWNの松本篤社長も、指南役として関わってくれていた学校跡地運営の経験者である栗田拓さんも、議員の先生も、みんなが腹をくくり行政の固いルールに腹を立てながら一歩を踏み出して今がある。

 生野区役所の職員も、内部で別の組織やルールに腹を立てながら奮闘していた。生野区でできたことが、港区の跡地活用ではガチガチにガードをかけられてマニュアル化されていた時、ホンマに腹立たしかった。

 いくのパークからは多くのこどもとボランティアと地域の大人が交差し、海外から来て孤立しがちな子育て中の親が集い、飲食で起業したい多国籍の若者が学び、校庭で夜市を出し、まちに広がっていく。

 私は場を作る道筋をつけただけで、いろんな事業を回しながら包摂的な「居場所と持ち場」を作り続ける生野の人達のパワーに驚嘆する。

 「課題最先端エリアは課題“解決”最先端エリアになりうる」と言い続けた言葉が、実現していた。

 図書館をNPOの運営にした「ふくろうの森」や学校の備品を活かした韓国雑貨とカフェの店、屋上のBBQ場を見学する。昨年の夏、来られなかったなぁ。ウッドデッキを塗り直していた。あったかくなったら来よう。

 

 事務所のスペースを借りて、私からも生野区の跡地活用の全体像を説明する。再編の日々を思い出すと、つい恨み節が入る。港区の跡地活用の担当者にも来てもらって、要望や整理が必要な点を引き継ぐ場にもなった。

 区役所に戻り、レクや調整仕事に追われる。19時から区政会議の福祉部会があるので、休憩時間にコンビニでピビンパ丼を買い、やっとまともな食事ができた。

 部会は新しいメンバーとなり、地域福祉や児童福祉、健康づくりのテーマについて議論をお願いする。区役所側の説明が長過ぎて、あまり対話の時間が取れなかった。

 寝不足の上に長い1日で、20時過ぎに終わってもスッと帰れない。動く気力も湧かない。寒い中、自転車で帰ると思うだけで憂鬱なのと、自分で回す区長会のこども・教育部会の資料を読んでメンバーに送る事前メールがまだ書けていなかった。

 21時半過ぎにやっとパソコンを切って区役所を出た。寒い。スーパーに寄る気力も無くたどり着き、ゆる夫が作った焼きそば(日記を書き始めてから何度目だろう)を食べて、ミセスがCMソングをやってるグッドエールを飲む。

明日は選挙の代休だけど、朝からオンライン会議と夜は港区関係機関の送別会。早く寝るのがもったいなくて、娘と朝にも泣かされたフィギュアスケートのペアをもう一度観て、もう一度泣いて寝た。

 あと41日。

 

「まちの保健室」で「まちほ」、「医療介護でまあるくつながる」で「いかまるネット」。センスいい。