2026年3月19日(木)

 昨日の遅くまでの懇親会が響くのはわかっていたので、午前中は休みにした。娘とのろのろ起きて、コーヒーを飲む。20日になんばマルイである「ガラスの仮面原画展」の後、映画「ウィキッド」の後編を観ようよと予約を取る。

 ああ片付け、残したい提言書、作らなきゃいけないチラシ。頭をよぎるが、娘の春休みもあと2週間しかない。大学の入学式は4月1日。

 4月2日は完全に休もうと思っていたのに、テンポス淀川店で買った万博イスの配達が2日の午前になってしまった。物件は弁天町なので、ほぼ出勤してるのと一緒やん。

 お昼前に、区長による職員表彰があるので間に合うように出勤する。いつ暖かくなるの。

 2つの課から仕事の工夫や尽力に対し推薦があり、課長会で承認して表彰する。一組目の表彰の時に一ヵ所言い直したのを、「今、噛みましたよね」とわざわざ言って受け取った係長に「言わんでもええやん、自分でも思ったけど」と笑いの起こる中で渡す。

 校長時代、真面目に賞状を受け取るのに照れてチョケていた男子を思い出した。

 それぞれの「どうせやるなら届けよう、結果を出そう」という想いを持った仕事に感謝を述べ、最後の区長表彰が終わった。賞状の私の名前の横に四角い公印と、確認印代わりにしていた猫の入った「山口」ハンコを「この方がレアで値打ちが出るから」と総務課の係長が添えていた。

 職場にちょっとした遊び心があるの、いいな。離れがたい。

 午後からは、半日たっぷりかけて新旧区長の引継ぎをした。各課の重要項目を説明し、私の視点で補足をする。想いや経過が違う形で伝わらないように、そして、組織として引き継いでいるから大丈夫だと次の区長に安心してもらうために。

 基本的に、トップが変わっても明日からも住民票は出るし、保険年金の事務は滞らないし、セーフティネットは止まらない。

 総務課による組織や予算の話からスタートし、保健福祉・防災・市民活動・多文化共生・子育て支援・教育・生活支援・住民情報。そこに学校再編や市岡商業高校を含む跡地活用、元区民センター、築港南再開発など港区独自の課題が乗る。

 私と副区長も「区役所」の仕事を総復習をした想いで、「すごい量と幅やな」と終わってから感想を述べあった。

 ゆりかごどころか、母子手帳から墓場まで。

 市民の人生に、寄り添う仕事。

 

 プロと共に、学び成長する職員と共に「支える・つくる」仕事ができたのではないかと思えた。あとは「新生チームみなと」に任せよう。説明を聞きながら、合間に区長同士の引き継ぎ書も書いた。

 

 夜は「かもめのたまごの会」。港区の主任児童委員さんの集まりだ。弁天町の中華料理「あすか」で開催され、コーラとウーロン茶で美味しい唐揚げやシューマイを楽しみ、今日は一滴も飲まなかった。3連休も、ちょっとずつ仕事が入っている。

同じテーブルの市岡の主任児童委員さんと、子育てサロンの運営について話す。私も校長時代に立ち上げた地元の子育てサロン「ぽんぽこ」を地域のボランティアのみなさんと9年続けた。

 コロナ明け、地元の少子化が進んで人が集まらなくなり、一昨年前に閉じてしまった。図書館から読み聞かせに来てもらったり栄養士さんを呼んだり、集客の工夫で盛り上がった。懐かしい。

 3カ月の赤ちゃんが来て抱っこさせてもらい、その子が気づいたらハイハイをし、歩き、保育園や小学校に入って子育てサロンを卒業していく。「地域のばぁば」になった心境で、私もボランティアのみなさんも「これはお金払ってもええぐらいのボランティアやな」とよく言っていた。

 他の引退する主任児童委員さんと一緒に、私と副区長も花束をもらって最後のあいさつをして帰った。年が近く女性が多く、好きな会だった。弁天町あたりにいるんで、と「またね」が多めの別れのあいさつを交わした。

夕方、息子がのどが痛くて熱があると家族LINEに来ていた。私がインフルの時に水の1本も買わなかったゆる夫は、相手がこどもでも一緒のようで「ポカリ買ってきて」と息子から追いメッセージが来ている。ポカリスエットとプリンを買って帰った。

 こういう時、父子だけ残して死ねない、と思ってしまう。39度の熱が少し引いたぐらいで、息子はぽぅっと赤い顔をしていた。

 吹奏楽部の最後のステージが、近くの高校で21日にある。仕事と重なって見に行けないと落ち込んでいたが、そもそも出られないかもしれない。クラスでインフルの欠席者がいるとのこと、私もマスクをする。ラスト10日で倒れるわけにいかない。

熱はあるけれど観たいというので「ばけばけ」を見る。ヘブン先生の再就職依頼の手紙に返ってきたNoの嵐、ああ、わかる。

ヘブン先生の肩を叩き、一緒に「NoNoGirls」を見ようと言いたくなる。ちゃんみな師匠とガールズが励ましてくれるから。お前のNoは無意味と蹴とばそうぜ。

 娘もおトキちゃんと同じように、収入が減っても大丈夫やで、と励ましてくれた。ただ、毎日あまりにもパジャマで籠っていて心配になる。

 一緒にお風呂に入っていて「大学の手続きとか定期の購入とか、今までみたいにオカアチャンが細かく見てハイどうぞ、みたいなことはしないよ、もう18やし構わへんで」と言ったら「構うのは、して!」と強めに言われた。

 ちゃんとやるけれど、甘えないけど、構ってちょうだい。

 一度も「構って」と言えないまま親になってしまった私は、そう言える娘に驚き、憧れ、安心する。

  

 甘える相手がいない私は、連休のスケジュールとメールをチェックし、物件の契約の段取りを確認して寝た。

 あと13日。

テンポスの会員に登録したら送ってきたけど、困る。飲食店をやるつもりはない。