2026年3月28日(土)

 体力の限界というか片づけに懸念があり、この日に行くはずだった眼瞼下垂症の診察を諦めた。右のまぶたが下がってきて開きにくい。でも、日による。よく寝た日は、ちゃんと開いている。

 人気クリニックなので、4月の平日に取り直そう。見た目の仕上がりにこだわると自費になるが、もうそんなこと言ってられない。保険診療で手術してもらう。

 息子と色違いのミセスのトレーナーにジーンズ、スニーカーの全力で片づけます仕様で区役所に行く。同じフロアには私だけで、別の階では異動する職員が片づけをしていた。

 ポータブルスピーカーを持っていき、「片づけ用」のプレイリストを作って作業に入る。こんまり師匠が言ってた通り、本は全て本棚から出してテーブルに積み上げた。ざっくり380冊ぐらい。

 教育、子育て支援、福祉全般、多文化共生、エリアリノベーション、交通、防災、働き方改革、マネジメントなど、古過ぎるモノ以外は捨てがたい。ほとんど持って出ることにした。

 本の箱詰めを終えたらお昼に行こうとがんばり、港区役所の斜め向かいの「赤丸食堂」に行く。

 港区の名店、平日のお昼は職員が並んでいて気まずくてなかなか行けず、初体験。母親が作ってくれるエビフライと同じ形の「海老蔵」というメニューがあったが、エビフライが15個ぐらい乗ってるのにビビって「海老蔵ハーフ」にした。それでも小ぶりのエビフライが8匹。

 タルタルソースとケチャップと、テーブルにあった港区の三晃ソースで味変しながらカリカリのエビフライを堪能した。母親のエビフライみたいで、懐かしい。そして満腹になってしまい、区長室に戻ってからの作業ペースが落ちる。

 再び音楽を聴きながら、16時に約束していたゆる夫と息子が来るまでに、今日のノルマは箱詰めした。

 3人で車に箱を積み込み、弁天町駅の波除側に停めて借りた部屋に運び込む。前に見た時は残置物がたくさんあったが、空になっていた。息子はオカアチャンが自営業をしているのをほとんど知らないので、不思議そうに部屋を見回していた。

 夕方に迎えに来てもらったのは、こんなに切羽詰まると思って無い時に美容院を予約したせいだ。私だけ途中で降りる。

 民間人校長で大阪市に入った頃ぐらいに髪をさらに短くし、ちょっと明るく染めるつもりがそれほど色は変わらなかった。

 美容院にいる2時間ほど、日記を書いたり本を読んだり。仕上げてもらって歩いて帰る。晩ご飯は私だけ遅くなるのも悪いのと、最近行ってないので「セルフで呑みほ 哲ちゃん」に立ち寄る。年末のおでん忘年会以来だ。

 「庭のうぐいす どぶろく」のピンクを飲み、1つのテーブルが飲み過ぎて下ネタ祭りになっているのと、もう1つのテーブルで兄弟喧嘩が始まった合間に流れる「待つわ」に耳を持っていかれる。

 小さな頃からスナックに連れて行かれて、この歌が流行った頃は小学生だった。妹とよく歌わされた。スナックの部屋が落ち着くのは、そんな記憶もあるのかもしれない。

 もう一1杯、「鍋島」を飲んで客の帰った静けさの中で店主と映画情報を交換し、毎年3月にリバイバル上映する「14歳の栞」を勧められたのでメモして帰った。

 帰って家族で録画してた「プロが選んだサビ歌唱ランキング」なる番組を観ていたら、こっちのけんとが「待つわ」を推していた。アカペラグループ出身らしいチョイス。

 この曲を1日に2回も聴いて、時間軸がおかしくなった気持ちがした。

お風呂で「待つわー いつまでも待ーつーわ たとえあなたが 振り向いてくれなくてもー」と歌ってみて、待てない大人になった私は「無いな」とお風呂を出て、荷造りで痛めた腰に湿布を貼った。

ちゃんと40年以上、時間は経っていた。

 メールの返事をいくつかして、本を少し読んで寝落ちした。

 

 あと4日。

 

私の仕事を導き、助けてくれた本の数々。いざ引っ越し。