31年前は、京都で一人暮らしをしていた。朝方にゆさゆさと縦に横に揺さぶられ、急須がテーブルから落ちて割れ、飼っていた黒猫は丸一日ベッドの下から出てこなかった。忘れないように、NHKの記録サイトを見直した。
起きて娘とタイミーやindeedのバイトをチェックする。もう大学生になるので、バイトを探し始めている18歳と、自営業だけでは不安で隙間に稼がなければと焦る52歳と。親子でアプリに出てきた仕事を「これ面白そう」「コンサートスタッフいいな」と見せ合ってたら、少し楽しくなってきた。
お昼はモスバーガーがいいと言うので、釣られかけたけれど朝にドーナツを食べたのと、新年会はしごなので我慢する。ゆる夫の分も含めてお金だけ払って、自分はミカンを食べた。
午後に区役所に出るのに、ゆる夫にシャトレーゼに寄ってもらう。コロナ対応で年末年始やお盆も出勤していた保健師さんや職員の差し入れを、何度も買った日々を思い出す。
選挙チームは、前日遅く決まった事務の説明会もあり、5〜6人ほど出勤していた。お菓子を差し出して、「申し訳ない」を繰り返す。私が決めたわけではないけれど。
いくつか提案書を作るつもりで区長室に来たのに、スケジュールチェックと退職者向けの手引きを読んだだけで出かける時間になってしまった。
16時から、アートホテルで港区歯科医師会の新年会。会長が「区長が日本酒好きと聞いたので」と、鳳凰美田やロ万や車坂の純米大吟醸を勧めてくれる。
日本酒の美味しいお店の情報交換で「『だいどこ なか』って知ってますか?」と聞かれ「昨日行ってました!」と答える。前の西成区長のおすすめで通うようになった。会長は店長がもっと前のお店にいた時から知ってるとのこと。
生野区の「へちかん」で町田酒造を、矢島酒店のネット販売で寒菊を買ってるのも一緒で、盛り上がってしまった。
会はビュッフェ形式で、「これからもう一つ新年会あるねんで」と酔ってなければ自制したはずのカレーを最後に食べてしまう。ホテルのカレーは、どこも美味しい。
18時半スタートの市岡の新年会に、ふわっとした気持ちで向かう。こちらは鯛めしのお弁当に、地域の方が作った豚汁が美味しくて、つい食べ過ぎる。
テーブルを回って、残り少ない任期を惜しんでくださる方たちに、嬉しい言葉をたくさんもらった。
2つの新年会を終えて帰って、20時半でまだご飯ができていなくて失望する。昼から空いてて、なんで?とスーパーから戻ってきたゆる夫に聞くと、不機嫌そうに「昼寝してた」と言われ、私にはどうしようもない。掃除機も洗濯もしてなかった。
気持ちよく帰ったのに、酔いがさめる。こっちは今の仕事に加えて仕事探しもしている。
私が動くしか、この家は維持できない。タイプロの続きと「豊臣兄弟!」を観ながら、営業用サイトに手を入れ、転職サイトの登録を1つ増やし、セミナー会社のプロフィールを書き換える。
合間に藤井風が裸でサックスを吹いてる新しいMVを見て、ゲラゲラ子どもたちと笑ってたらYouTubeのコメント欄は「神々しい」「癒されます」となってたので、不埒な自分達を反省した。12月の京セラドームのライブに当たった。公務も災害も気にせず予定が入れられるのは、嬉しい。
1時を過ぎて、作業は終わったのに眠れない。隙間時間がもったいなくて、本を手に取った。
あと72日。

